〒259-0103 神奈川県中郡大磯町虫窪39番地1お問い合わせ

法人概要

運営の基本理念

(1)目的

『知的発達に障害のある人たちを、適切に保護し、心豊かで有意義な生活を実現する。』

(2)基本的視点

①一人ひとりはかげがえのない存在であり、その能力と障害はそれぞれの個性である。

 私たち人間の命と存在の重みは、その人の持つ特性に関わりなく同じであり、かけがえのないものである。このことに議論の余地はない。また、あらゆる人が障害者または社会的弱者になることは、常にあり得ることであり、障害を持つことは決して特別なことでもない。
 したがって社会が弱いものを区別したり排除しようとすれば、その会社は弱く脆い社会といえる。社会はすべての人のニーズに適切に対応するよう努力を続けなければならないし、我々職員は利用者一人ひとりを、かけがえのない存在として尊重し、有意義な人生が送れるよう支援することに、最善をつくさなれればならないのである。
 知的障害の原因は、脳の器質的・機能的なところである。
 したがって障害に対してその問題性に目を向けたり、本人に改善を求めるべき性質のものではない。利用者の絶対的な個性として、受け止められるべきものである。障害は一人ひとり違っている。我々は一人ひとりの利用者の持つ、違っている障害をはっきり見分ける力をまず身につけなければならない。本人が何を必要としているのかを見極めることができて、初めて障害を個性として受け止めることができるからである。
 また、生活上の困難が尽きることはない。障害の有無に関わりなく生きている限り、いつまでもいつまでも新しい困難はでてくる。我々職員は利用者のそばで、利用者にとって何が必要なのかを共に考え、悩み続ける存在なのである。

②人は人と関わる中で固有の役割を持つことにより、生き甲斐を享受できる。

 私たちは太古の昔から、群れをなして生きてきた。生物としての身体も、人間としての精神も移りゆく時間の中では脆弱である。その脆弱さを群を作ることでカバーしてきた。共同で生活することで食が確保しやすくなり、外敵から身を守ることができるようになり、知恵を集めることで生活の質が向上した。
 生きてく上での困難を、寄り添い、協力して解決するのである。
 その集団生活に必要なルールは、強者による支配という形態を経て現在の民主主義(社会連帯)へ発展してきた。
個人は社会の一員であることに基づき、役割を担い、自己の力を発揮する。
その力が集まり社会が発展する。
同時に個人は生を確保しやすくなり、またその達成感、充実感、寄り添う安心感は個人の存在をより明確にする。脆弱な精神に力(自信、誇り)がつく。生きることを前向きにとらえた時、個を維持し実感する手だては集団の中で成り立つ仕組みになっている。
 我々職員は、利用者が他者との関わりを持ち暮らすことの重要性を理解し、一人ひとりが個性にあった力を発揮できるように支援する事が重要である。

③人は主体的に行動することで、意欲と喜びを感受できる。

 生きていく上で自分の意思や個性を表現できなかったり実現できないことは、とても苦しいことである。
 人は自らの生活の中で、そこに意志の実現がなければ満足できない。
 満足感、幸福感がなければ、自己統制が取れない。
 満たされてこそ自己統制が取れ、前向きになれる。
 このことが、人が自立して生きていける大前提であると考える。
 自立とは経済的能力、生活上の諸問題の解決能力が一定に達することを指すものではない。自立の水準は個人ごとに違う。必要に応じた支援を受け、自らの力を発揮し、主体的に生きることが自立的暮らしと言える。
 我々職員は、利用者が常に最小の支援で自らの力を発揮し、主体的に生活できるように配慮し、導く役割を担っているのである。

ページトップへ